妙法寺は苔の階段が有名なお寺です。鎌倉には苔の階段が有名なお寺がここ妙法寺ともうひとつは杉本寺になります。新緑の季節の苔階段はとても美しく、なんだか幻想的ですらあります。
日蓮宗のお寺は花が豊富ですが、ここ妙法寺も多種多様なお花や木々がそろっており、四季折々の楽しみがあります。奥の山はちょっとしたお散歩(ハイキング)にちょうどいい山道を歩けますよ。ただし、道は細く勾配も急な場所がありますのでスニーカー必須です。

妙法寺境内図で見どころの確認
妙法寺は見どころがたくさんあり、境内だけでなく、鐘楼を過ぎて山に登ると山道になり大塔宮さまや南の方のお墓などを目指してハイキングできる楽しいお寺さんです。妙法寺パンフレットから、境内の建築物や苔階段などの位置関係を確認してみましょう。

総門~仁王門
総門
室町時代の建立。

総門前の桜です


本堂
江戸時代後期、肥後熊本藩藩主であった細川斉樹公によって、幼くして亡くなった娘の菩提を弔うために建立されました


大覚殿
中央に釈尊、左に妙法稲荷大明神、右に細川家寄進の加藤清正公像を安置。

仁王門へ春の花


仁王門

仁王像



仁王門~法華堂

仁王門左側のコブシ(最後の一輪)

扇塚
舞踏家の方々が扇を祀っています。

苔石階段
苔石階段は4~6月が見ごろ。周りには春の野花、新緑が美しいです。苔の階段はインスタ映えするらしいです。
苔石段と法華堂




薩摩屋敷事件

化粧窟

苔階段
苔の保存のため、苔階段は立ち入り禁止になっています。横に少々急な階段がありますのでそちらを上がります。


法華堂~鐘楼
法華堂
文化年間に水戸家によって建立されました。本尊は日叡上人作の厄除祖師春。

法華堂

春はシャガの花で満開です


日叡上人お手植えのそてつ
釈迦堂跡脇の蘇鉄。 法華堂から釈迦堂跡への道右手に


苔階段から見下した仁王門

鐘楼

苔石階段
鐘楼の横にある階段です。この上は山ですよ。御小庵跡や日叡上人御墓、南の方御墓、大塔宮御墓があります。また、大塔宮御墓からの景色は最高ですので、ぜひこの先へと進んでください。

裏山
松葉谷御小庵跡
1253年(建長5年)、日蓮聖人が鎌倉松葉谷(まつばがやつ)を布教の拠点と定め小庵を構え、ここに18年間居住しました


松葉谷法難会(8月27日)
「日蓮聖人と白猿」の伝説
1260年(文応元年)8月27日の宵のこと、御小庵で日蓮聖人が夕べの読経をしていると白猿が袖をひっぱるので、猿のあとを追って山中に分け入られました。しばらくすると御小庵に日蓮聖人に危害を加えようとする人々の罵声が聞こえてきました。お猿が知らせてくれたのだとお礼をしようとすると、そこには猿はいなく、近くに山王権現の祠がありました。「猿は山王様のお使い」と聞いているが、この日は自分を助けるために猿を使わしになったと思い、山王の祠に一礼し「法華経の行者は必ず天が之を助ける」とあるのはこのことだとますます精進されたそうです。
南の方御墓
1357年(延文2年)、日叡上人(にちえいじょうにん)は山頂に両親の墓を建てて弔いました。日叡上人の父親は、後醍醐天皇の息子である「大塔宮護良親王(だいとうのみやもりなが)」、母は「南の方」です。
日叡上人の母親のお墓

日叡上人御墓

大塔宮御墓
日叡上人のお父上のお墓。(後醍醐天皇第三皇子、護良親王)

鎌倉市街地が見渡せます。

桜がきれいです。天気が良く雲がない日は富士山が見えます。

妙法寺の花
春の花
妙法寺の春の花














妙法寺へアクセス
所在地:鎌倉市大町4-7-4
電話:0467-22-5813
拝観期間:土日祝日(年末年始を除く)3月お彼岸~7月上旬、9月お彼岸~12月上旬
拝観時間:9時30分~16時30分
鎌倉駅から徒歩15分
鎌倉駅より京浜急行バス3番線逗子駅行、または、緑が丘入り口行 名越下車 徒歩3分
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