デモ口座にMT4のインストールが完了できたら、いよいよ、トレード練習とそのルールの検証を行います。
ここでは、チャートをセットするところからはじまり、チャート上の値動きを確認しながら実際に注文を入れ、損切り価格をセットし、そして決済するまでの一連の流れを見ていきます。
デモ口座でのトレードの目的は、実践トレードに慣れることはもちろんですが、最大の目的はトレードルールの検証にあります。
見直すべきところはこの時点ですべて見直して、トレードの曖昧さをいっさい排除するためです。
MT4にチャートをセット
下記手順に沿って、これからトレードで使うチャートをセットします。
インジケーターのインストール
まずは、チャートに表示させるインジケーターをインストールします。
- MT4を立ち上げる
- 「ファイル」⇒「データフォルダを開く」
- MQL4フォルダ内のIndicatorsフォルダ内に、必要なインジケーターをすべて入れる
テンプレートのインストール
- 1.2.の手順は、上記(1)インジケーターのインストールに同じ
- templatesフォルダ内に、トレードで使うテンプレートファイルを入れる
テンプレートを開く
次にテンプレートをインストールします。
- いったんMT4を閉じたあとに再起動する
- 「ファイル」⇒「新規チャート」から、取り引きしたい通貨ペアを選択
- 開いたチャート上で右クリックし、今回使用するテンプレートを選択
これで、あなたのチャートが用意できました。
最後に、問題なく表示されているか確認します。
注文から決済までの流れ
それでは、注文から決済までの流れを具体的に見ていきます。
(1)「オーダー発注」画面を起動
- お使いのチャート上で右クリック
- 「注文発注」 → 「新規注文」をクリック
- 『オーダーの発注』画面を起動させる

(2)オーダーの発注
『オーダーの発注』画面から、成行(その時の任意の価格)で注文を入れる場合を例にとって、その具体的な手順を見ていきます。

- 通貨ペア:取引通貨ペアを確認する
- 数量:数量を入力する
- 決済逆指値:希望する損切り価格を入力する
- 注文種別:成行注文であることを確認する
- 売りの場合には「成行売り」ボタンを、買いの場合には「成行買い」ボタンを押す
これで注文操作は完了です。
最初のうちは、ひとつひとつの項目をゆっくりと確認しながら進めて下さい。
特に複数のチャートを開いているような時には、意外な間違いをすることがあります。
ロットを間違えて入力したり、売りのつもりが実は買い注文をしてたり・・まさかと思うような間違いがないとも限りません。
(3)注文した情報をチャート上で確認
チャート上には入力したそれぞれの価格がラインで描画されますので、注文した内容で間違いがないかどうか念のため確認します。
このようにして注文されたポジションは、無事に利益が乗って決済した時、または、残念ながら損切りされた時のいずれかの時点でいったん整理され、ポジションなしの状態に戻ることになります。
様々な注文方法、損切り、決済方法を動画で確認
MT4上での様々な注文、損切り、決済のやり方を下記動画で確認することができます。