(1)-FXをはじめる手順

FXをはじめようとする時、”いったい何から手をつけていいかわからない”・・という人が意外と多いのですが、FX=投資という当たり前の意識を持つことからはじめることが、実はとても大切なことです。

なぜかと言うと、FXをはじめようとすると、いつの間にかインジケーターやチャートや勝率のことばかりに思考を占有されていき、挙句の果てには、使うインジケーターやチャートをとっかえひっかえするだけの手法マニアに変貌していく人がとても多いからです。

FXが投資である以上、学ばなければならないことは沢山あります。

FXをはじめる具体的な手順としては、まず無料のデモ口座を開設し、独自のチャートとトレードルールを用意し、トレードの練習・トレードルールの検証を行い、ようやくと実践トレードに移行していきます。

学ばなければならないこと、やらなければいけないことが想像以上に沢山ありますので、焦らず、ひとつひとつ着実に進めていくようにして下さい。

Step-1 FXの基礎的な知識を学ぶ

FXに関する何の予備知識も持たず、適当にネット上から拾ってきた(あるいは有料で購入した)チャートを用意して、いきなりトレードする・・こんなリスキーな人はなかなかいないと思います。

FXも株と同じく投資商品のひとつですから、できるだけ損失を最小に抑えながら、できるだけ大きな利益を獲得するための厳格なルールづくりが必要になります。

FXで稼ぐためには、こうした基本的な知識と厳格なルールをセットで持ち合わさなければなりません。

”FXは投資”という意識

FXをはじめたばかりの多くの人は、”FXは投資”・・という意識がかなり希薄すぎると思います。
だから、あっという間に大切な資金を失くしてしまう人が多いわけですね。
株や金(ゴールド)などの取り引きをする時には誰でも慎重になると思うんですが、どういうわけか、FXだと予備知識が不十分なままで手を出してしまう人が多いんです。
取り引きに使うインジケーターやチャートが、無料や安価でネットで簡単に手に入ってしまうからかも知れません。
自分でも稼げそうだ・・と、短絡的に考えてしまうのかも知れませんね。
まともな知識のないまま投資に手を出すなんて、とても危険すぎるとは思いませんか!?

下記はトレードに入る前に学ばなければならないことのほんの一部ですが、このように、これからFXをはじめようとする方にとっては意味すらわからない言葉が沢山出てきます。

  • FXってそもそも何?
  • 取引する場所はどこにある?
  • どうすると利益になる?
  • レバレッジの本当の意味は?
  • 取り引き通貨ペアはどう選ぶべきか?
  • リスクリワードレシオ(損益比率)とは?
  • プロフィットファクターとは?

etc.

FXがまったくはじめての方は、まずは「FXの基礎的な知識」を学ぶことからはじめて下さい。

Step-2 無料デモ口座を開設する

FX口座を選ぶ際の最初のポイントは、国内のFX業者にするか海外のFX業者にするかです。

金融庁のレバレッジ規制によって国内FX業者は最大レバレッジ25倍と決められているため、それなりの資金(1,000,000円程度~)を用意できる方に向いています。

数万円ほどの少額でFXをはじめたい場合には、200倍、300倍、500倍、1000倍などの自由度の高いハイレバレッジの取り引きができる海外FX業者を利用する方法があります。

FX口座を選ぶポイントは?

資金に余力のない人にとっては、「レバレッジ」をもっとも重視してFX口座を選ぶべきです。
「レバレッジ」という仕組みは、株など他の投資商品にはないFXならではの最大の魅力です。
株である銘柄を買うために必要な証拠金が100万円だとすると、FXの「レバレッジ」という仕組みを使えば、必要証拠金が1万円レバレッジ100倍の時)で済みます。
レバレッジ1000倍なら、必要証拠金はわずか1,000円です。
手持ち資金の少ない人にもチャンスがある投資、それがFXです

国内FX口座でも海外FX口座でも、はじめてFX口座を開設する際には、次のような点に注意して下さい。

  • 国内のFX口座、それとも海外のFX口座?
  • 取り引き可能通貨ペア
  • 取り引きシステムの安定性
  • 約定力
  • スプレッド
  • ゼロカットシステム

etc.

すでにFXの基礎的な知識はあり、そろそろ口座を開いてみようとお考えの方は、「FX口座の選び方」で口座開設のポイントを抑えて下さい。

無料デモ口座を開設して、すぐにでもトレード練習をやってみたいとお考えの方は、「無料デモ口座を開設」をご覧下さい。

Step-3 チャートを用意し、トレードルールを作る

無料デモ口座の開設が完了したら、次に、チャートを用意してトレードルールを作らなければなりません。

チャートやトレードルールは、これからFXで稼いでいくための欠かせない大切な道具・スキルとなるものですから、決して、軽い思い付きや自分勝手な思惑で決めてはいけません。

トレードスタイル、チャート、トレードルール・・すべてに根拠が必要

わずか数分でトレードを完結させるスキャルピング、その日のうちにトレードを完結させるデイトレード、数週間単位の長期にわたってポジションを保有するスイングトレード・・大きく分けて3つのトレードスタイルがあります。
トレードスタイルひとつを決めるにも、決して瞬間的な思い付きじゃなく、現在の生活スタイルなど、自分なりの基準を持って決めるようにして下さい。
”多くの人がやってるデイトレードのほうがいいかも”、とか、”やっぱりスキャルピングのほうが手早く儲かりそう”・・など、いったん決めたにもかかわらず、頻繁に目移りしてしまいます。
また、トレードスタイル以外にも、どんなチャートを使い、どんな手法にするか、どんなトレードルールにするか・・など、あらゆる決め事には根拠を持つことが大事です。
FXは投資です。
投資は思い付きで勝てるほど甘くはありません。

投資でもっとも重視しなければならないルールは、実は資金に関するルールです。

これを曖昧にしたままでトレードに入ってしまう人が意外と多いのですが、”FXは資産運用”・・と言うことを考えれば、この行為はとても危険な行為と言えます。

資金管理ルールを含めたトータルでのルールづくりは、すべてに根拠を持って作りあげなければなりません。

  • スキャルピング、デイトレード、スイング・・トレードスタイルの決め方
  • トレンドを追随して戻りを狙う手法? レンジブレイクを狙う手法? あるいは・・?
  • 取り引き通貨ペアは何にする?
  • 使う時間足は?
  • エントリータイミングは?
  • 損切り幅は何pipsまで?
  • 同時ポジション数は?
  • 適正ロットは?
  • 1ポジションあたりの許容損失額は?
  • 同時ポジション数は?
  • 単利 or複利で運用?

etc.

デモ口座の用意はできているが、まだチャートが用意できてない方は、「チャートを用意し、トレードルールを作る」をご覧下さい。

Step-4 MT4をインストール、チャートをセットしてデモトレード、そしてリアルトレードへ

無料デモ口座の用意ができ、チャートもトレードルールも準備ができたなら、いよいよデモトレード(トレードの練習)の開始です。

実際のトレードに入る前に、デモ口座でトレードの練習とそのルールの検証を行うわけです。

デモ口座には仮想の証拠金が提供されて、実際の取り引きと同様のトレードが体験できます。

いっさいの曖昧さを残さないように、曖昧さのなくなるまでトレード練習を徹底して下さい。

デモトレードからリアルトレードへ

デモ口座を利用することなく、リアル口座を開設していきなり実際のトレードに入る人がいます。
これは自動車の運転に例えると、教習所での筆記試験を終えて、すぐさま路上運転をやるようなものです。
実際のトレードに移行したとしても、一瞬にして大切な資金を失くしてしまう人の典型ですね。
自動車の運転と同様に、トレードは常に安全運転でなければなりません。

”実践トレードに移行してもまったく問題ない”と確信が持てるようになるまで、デモトレードは地道に続けて下さい。

  • 取り引きツールMT4のインストールの仕方
  • 注文から決済までの具体的なやり方
  • トレードルールを検証、必要に応じて修正

etc.

あとは、チャートさえ用意すればデモトレードが開始できるという方は、「チャートをセットし、デモトレード」をご覧下さい。

デモトレードもトレードルールの検証も完了した方は、「リアル口座開設、いよいよトレード開始」をご覧下さい。

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