香水の時間による香りの変化
ひとつの香水には性質の違う多くの香料が使われていて、その香料の性質の違いにより、時間の変化とともに香りが「グラデーション」的に微妙に変化します。
一般的にトップノート、ミドルノート、ベースノートという3段階で、香水の香り立ちの変化を表現します。
トップノート (香水をつけてから20分間ほど)
香水をつけてから最初に感じる香り、つまり香水の第一印象です。柑橘系のオレンジやレモンなどがトップノートになりやすいと言われます。
ミドルノート (トップノートから2時間程度)
香水の中心となる香りでハートノートとも言われます。その香水のテーマを最も表す香りになります。つまり、香水を選ぶ際のポイントとなる香りです。
ベースノート (ミドルノートから約半日)
残り香とも言える香りで、ラストノート、ボトムノート、ラスティングノートとも言われます。香水をつけている人の体臭と混じりあって香りが構成され、その人の香りのイメージを決定付ける香りとなります。
一般的に動物性香料、ウッディ系香料は持続力が強く、場合によって24時間以上香り続けます。
スポンサーリンク