自分でできる車のリペア術～バンパーの補修

バンパーの補修　-　こすってしまうバンパー傷

死角になりやすく、壁や塀にぶつけてしまうバンパーのキズも、自分できれいに直すことができます

洗い

１. 補修部分とその周りをよく水洗いし、灯油又はシンナー等でワックス、シリコン、油等を取り除きます

ささくれ・盛り上がりを削る

２. 傷口のささくれや盛り上がりを、カッターなどでカットします。全体にサンドペーパーをかけておくとよいでしょう

パテの塗りこみ

３. バンパーパテのＡ剤とＢ剤を同じ分量出し、ヘラで色が均一になるまで混ぜ合わせます。
４. 混ぜ合わせたパテを、ヘラで補修部分に入り込むように、２～３回塗り込んで形を整えます。

パテの余分部分の削り

５. ２時間ぐらいたって、完全に固まったら細かい耐水サンドペーパーにあて木をそえて削ります。その時の気温によって、固まる時間は変化しますので、確認しながら作業をしてください。

塗装

６. バンパー塗料の下塗り塗料で下塗りをして、カーペイントで塗装します。バンパープライマーなどを使うとよいでしょう

細めコンパウンド・ワックス仕上げ

７. １週間以上経って、ペイントが完全に乾いたら、細目のコンパウンドで磨いて、ワックスをかけて仕上げます。表面が乾いていても、重ね塗りした塗料が乾ききるには最低でも１週間はかかります。あせって、その日のうちに済ませようと思ってはいけません。今までの作業が水の泡です。

バンパー用のパテは樹脂に適応する柔らかいパテです。硬化したパテを削るときは、あまり力を入れず、石鹸水を付けて磨くとパテの境目がきれいに仕上がります。
バンパーが黒い樹脂のままで、キズが浅い場合は、もっと簡単に補修できます。 320番前後の耐水サンドペーパーをかけた後、1000番前後の耐水サンドペーパーで平滑に磨き上げ、再び洗った後にマスキングしてから、つや消し黒のペイントをスプレーすればOKです。