コンパウンド 〜自動車補修のメンテナンスアイテムと豆知識



初心者でも削りすぎないために
コンパウンドはキズの程度、用途によって使い分けます。初めて使う人は、「磨きすぎるのでは?」という不安もあるのではないでしょうか?そんな時は、一番研磨力の低い『液体コンパウンド』から使いましょう。
『液体コンパウンド』
↓
『極細コンパウンド』
↓
『細目コンパウンド』
と、だんだん粗くなっていきます。
キズや塗料が消えたところでストップすれば、削り過ぎの心配はありません。その時点で、逆の作業をして仕上げます。
例えば、『極細コンパウンド』で削ったところで、キズが消えたなら、再び『液体コンパウンド』で磨いて終わりです。
『細目コンパウンド』まで作業してキズが消えた場合は、また『極細コンパウンド』→『液体コンパウンド』と磨いて終わりです。
コンパウンド利用のコツ
コンパウンドを上手に使うコツは、正しい量、正しい磨き方で行うこと。小指の先ぐらいが1回の適量です。怖がってあまり力を入れず中途半端に磨いてしまうと、かえって塗装表面に傷をつけてしまいます。
スポンジが軽くつぶれるくらいの力加減で、液がなくなるまで、しっかり磨きましょう。
ここに注意!
コンパウンドの種類ごとに、スポンジを必ず替えましょう。目の細かなコンパウンドを使っても、スポンジに粗い研磨成分が残っていたら意味がありません
お勧めアイテム
コンパウンドシート
『コンパウンドシート』は水を含ませて、塗装面をなでるように磨くだけで、広い範囲の小キズ消しや補修塗装のザラつきが簡単に取れます。新車の塗装は平面でなく緩やかな凸凹があります。コンパウンドだけで磨くと、そこだけ平面になってしまいますが、コンパウンドシートを使うと凸凹を残しながら磨くことができます
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