緑内障と診断されてしまいました。
どうやら、左目は視力がないようです。右目は白内障になっており、そちらも緑内障にならないように、また、左目がこれ以上悪くならないように、治療をしていくことになりました。
犬の緑内障の初期症状
飼い主が気付ける緑内障の症状
犬の緑内障は、飼い主が気付いたときには進んでいて、初期に発見できることは少ないそうです。よく行く動物病院に緑内障に飼い主が気付くようにと初期症状についてのポスターが貼られており、少しでもおかしいな、、と思ったら、診察を受けるように書いてありました。
- 眼が白くなる(黒目の白濁)
- 黒目が大きくなる
- 眼を痛がる
- 目の周りを触らせない
- 元気がなくなる
- 白目が充血している
眼を布団でこすったりもするらしいです。うちの子は、小さい頃から眼をかいたりもしますし、布団に顔をうずめたりしながら遊ぶのが大好きなので、私は、初期で発見してあげることができませんでした。
心臓が悪くなると、眼球の充血などはしかたないと言われてたこともあり、また、以前眼球が白くなってきたなと思った時に白内障の検査をしたところ、異常がなかったので、緑内障の検査をしてあげるということに気づきませんでした。
獣医さんが疑って、検査してくれた
緑内障かもしれない、と気づいて検査してくれたのは、いつもかかっている獣医さんです。
その日も、少し目が白くなったので、いつものようにドライアイか炎症がおきたのかな?くらいに思い、動物病院に行きました。
数か月前から、ドライアイがひどくて、どちらかというと、今回緑内障になった左ではなく、右目に炎症がおきたりしてて、1~2週間おきに目の診察を受けていたので、今回も、その延長の軽い気持ちでした。
いつものように、涙量を測ったり、眼球に傷がないかを検査してくれて、終わりですよ、ってことになってから何か気になったようで、念のためにということで眼圧を測ったら30くらい?だったと思うんだけど、左目が高くて、緑内障だということになったのでした。
緑内障の原因と早めの治療が必要なわけ
眼圧が高くなる、とは?
緑内障になると、眼圧が高くなります。
「眼圧が高くなる」というのは、眼の中の水が溜まり排出されないことによって、眼が水分でパンパンに腫れて、眼球がカチカチになってしまいます。膨張した水分が網膜や視神経を圧迫するのです。そして障害をおこします。
視力を保つには24時間以内の治療
なので、白濁した目を見て先生は「いつから、こうなった?」という質問をされました。視力を保てるかどうかは、圧迫され続けている時間との闘いのようです。24時間以上、眼圧が高いままだと、視神経が圧迫され続けて「視力が失われる」可能性がとても高くなるんだそうです。
うちの子は、視力が失われているようでした。目の前に指をもっていっても、見えてないせいか、よけることをしません。まばたきもしません。右目に同じようなことをすると嫌がるそぶりをします。
緑内障の治療。眼圧を抑えるための目薬
緊急手術をするほどではないとのことで、まずは、眼圧を降下させるための目薬を処方されました。ラタノプロストという、少々、強い目薬です。一日に3~4回。
2日後に再診。目薬が効いたようで、眼圧は12~14前後。ほっ。よかった~。眼球が痛がる様子もありません。白目の充血もなく、目やにも少ないです。
1週間後に再診。緑内障の目薬は1日2回になりました。
1週間後に再再診。緑内障の薬は1日1回になりました。今のうちのわんこにはラタノプロストは効きが強すぎるので、この目薬がなくなり次第、少々弱めの薬に変更予定です。その時は、左だけでなく、予防のために右目にも、さす予定です。
治療のための目薬
目薬の種類
眼圧を下げることに特化した、緑内障の目薬はラタノプロストですが、ほかに3種類の目薬もあります。
画像左から、
ヒアルロン酸・・・ドライアイのために。涙量を増やすため。一日に頻回
ラタノプロスト・・・緑内障・高眼圧治療剤。3~4回/日。
ステロップ・・・炎症を抑えるためのステロイド。1回/日。
ムコスタ点眼液・・・ドライアイのために。3~4回/日。
結構な頻度で目薬をさし続けなければなりません。眠っているときにするのはかわいそうなので、起きてるときや、ごはんの前など、気づいたときに先生に言われた回数をこなすようにさしてます。
来週くらいから、ラタノプロストがなくなり、新しい目薬に変わるよていです。変わったら、追記します。
~~2021年追記です~~
目薬は試行錯誤を繰り返し、現在は少々高価になってしまいますが、防腐剤の入っていないヒアレインと、ラタノプロストのみです。
左目だけでなく、右目も見えずらくなってきていて、夕方以降は見えてないような感じです。家の中では勝手知ったる我が家という感じで、あまり問題なく過ごしていますが、お散歩をすると少々不安げは足取りになったり、ぶつかったりしてしまいます。
眼圧の検査を時々しながら、ラタノプロスト点眼液の回数を調整している今日この頃です。
犬が嫌がらない目薬のさしかた
以前は、目薬を見ただけで逃走していたうちのわんこ。でも、今ではとってもおりこうに点眼させてくれます。
頭の後ろから目薬をもっていって、薬液を点眼します。このやり方を以前行っていた動物病院の看護婦さんから教えてもらってから、家でお互いストレスなく点眼できるようになりました。
両目とも、嫌がらずに(?ほんとは嫌かな?)点眼させてくれますよ。
緑内障が悪化したら
点眼で眼圧を抑えられている
現状では、幸いなことに、点眼だけで眼圧を抑えることができています。それに、右目は白内障になっているようですが、見えています。
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2021年12月追記
右目も緑内障になってしまったようです。夏頃から少しづつ見えにくくなっている感じで、視界もなくなってきています。記事はこちら⇒犬の両眼とも緑内障になってしまいました
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なるべく現状を維持できるように努めますが、眼圧を抑えられなくなって、痛くなってきたら、外科的手術が必要になるようです。
手術できるのでしょうか
うちの子はもう14歳。そして心臓の病気も抱えてます。それでも、手術できるのでしょうか。できるなら、してあげたいです。緑内障は悪化すると痛いらしいのです。それは、困ります。不快症状は極力取り除いてあげたい。
今は、今やれることをきちんとやるしかないですが、その時がきたら、獣医さんとよく相談して、ワンコの心臓の状態も考えながら、なんとか痛みをとる方向で考えたいと思っています。
良い方法があれば・・・知りたいです。
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