コロ!鎌倉の古道を行く 朝夷奈切通コース

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ワンコ犬と一緒に行ける鎌倉の旅(第6回)のご紹介。

今回は、 5月末の新緑の季節。紫陽花にはまだ早いけど、すくすく伸びた竹が見たくなって行ってきました。金沢街道を巡り、朝夷奈切通をお散歩する鎌倉巡りです。

小町大路(妙隆寺)→金沢街道(田楽辻子の道→勝長寿院跡→報国寺) →光触寺→朝夷奈切通

登場するのは、僕コロと姉タンと師匠の3名です。

前回の旅はこちら⇒ 第5回 コロ!鎌倉の古道と禅寺を行く 鎌倉縦断コース

旅の一覧はこちら⇒ コロの鎌倉アルバム 湘南☆ボーイ♂コロ 鎌倉を行く!

コロ!鎌倉の古道を行く 朝夷奈切通コース

小町大路(妙隆寺)→金沢街道(田楽辻子の道→勝長寿院跡→報国寺) →光触寺→朝夷奈切通

カバンに入るマルチーズ犬

今回は金沢街道を歩きます。
師匠は、長電話しながら焼酎をいただいたせいで二日酔いという馬鹿さ加減ですが、何とか出発です。

金沢街道は滑川沿いを六裏方面に向かう道です。昔は鎌倉に生活物資を運び入れる重要な道でした。

それでは、早速歴史のお勉強しながら、今回の旅をご紹介しましょう!

妙隆寺 ~鎌倉江ノ島七福神

さてさて、師匠は二日酔いのため、最終目的地である朝夷奈切通までバスを使いたかったようですが、お姉ちゃんが歩くと言い出したので、かなり厳しそうな顔でした。
と言うことで、小町大路にある妙隆寺です。

妙隆寺

妙隆寺は、鎌倉御家人千葉氏の別邸があったところで、2代目の日親上人は、室町幕府六代将軍足利義教に「立正治国論」を建白し、怒られ、焼けた鍋をかぶせられたので、「鍋かむり日親」と呼ばれているんだよ。

妙隆寺には、鎌倉・江ノ島七福神の1人「寿老人」がいらっしゃいます。

七福神寿老人

お姉タンは、「トナカイと一緒だ!」と言っておりましたが、残念ながら鹿さんなんだよね。
サンタクロースと違うんだなぁ〜

田楽辻子のみち

辻子と言うのは、簡単に言うと、大きな路の間にある小路のことです。
昔、この辺に田楽師が住んでいたので、この名がついたと言われています。大御堂橋から報国寺まで続いています。
今は閑静な住宅街です。

田楽辻子のみち看板

大御堂(勝長寿院跡 )

大御堂と言う地名は、源頼朝がお父さん(義朝)の菩提を弔うために建てた勝長寿院跡が大御堂と呼ばれていたからなんだ。勝長寿院跡はなくなってしまったけど、頼朝のお父さんのお墓があるよ。

勝長寿院跡

文覚というお坊さんが、京から髑髏(どくろ)を持ってきたんだって。
ちなみに、文覚の屋敷がこの近くにあったので、滑川は「座禅川」と言われていたんだよ。
今回は通り過ぎましたが、釈迦堂切通も近くにあるよ。

上杉朝宗と氏憲の邸跡

上杉朝宗と氏憲の邸があったところだ。
室町時代には、鎌倉公方の補佐役である関東管領を務めたお家です。

この辺を犬懸ヶ谷(いぬかけがやつ)と言うため、犬懸上杉家と呼ばれていました。

上杉氏は、他に山ノ内、扇ヶ谷、宅間の三家がありました。
氏憲(禅秀)は、のちに鎌倉公方に背いて反乱を起こし敗北したため、犬懸上杉家は没落していきました。

田楽辻子をここから右に入ると衣張山です。次回登る予定です。


そろそろ紫陽花の季節です。お姉ちゃんは、「雨と紫陽花は似合うねぇ〜」と言っていましたが、雨降ってねーよなぁ。妄想の世界です・ ・ ・。

報国寺 竹の寺

建長寺派の報国寺です。足利尊氏のおじいさん(足利家時)が建てたお寺です。

竹の庭です。すごいですねぇ〜。お抹茶もいただけますよぉ〜

やぐらには、家時さんや鎌倉公方足利持氏の子(義久)が眠っています。持氏は将軍義教に対し反乱を起こして負けました。その時に子の義久はこのお寺で自害しました。10歳だったんだって。

報国寺やぐら


これはなんでしょう?
お姉タンによると、竹にならってまっすぐ伸びたのだそうです。

そんな意味不明の説明をしながら写真を撮っていたので、観光客の方がクスクス笑いながら通り過ぎて行きました。

報国寺の木

光触寺 頬焼阿弥陀と塩嘗地蔵

光触寺
光触寺庭

時宗(じしゅう)の光触寺です。
この場合、「ときむね」とは読みません。

誰かは、「ときむねこう・ ・ ・ ・」とよんでいましたが。

運慶作と言われる頬焼阿弥陀は、身代わり阿弥陀として有名です。

塩嘗地蔵

塩嘗地蔵 です。

塩嘗地蔵

朝夷奈切り通しを通って鎌倉に来た商人が、塩をお供えしたところ、帰りに寄ってみると塩がなくなっていました。このお地蔵さんが嘗めてしまったと言う伝説です。

光触寺のフジ棚の下でお食事にしましたが・ ・ ・ ・ 。やはり僕の食べるのはカリカリらしい。

コロ食事もらう

師匠!パンくれぇっ!

パンをもらうコロ

朝夷奈切通

鎌倉五名水の1つ「梶原太刀洗水」です。
源頼朝の命により、上総介広常を殺害した梶原景時が、ここで太刀の血を洗い流したと言われています。

梶原太刀洗水

切通入口にある朝比奈の滝

朝比奈の滝

この道は水が流れているぞ。
飲んじゃうか?

朝夷奈切通は、源頼朝に仕えた和田義盛の三男朝比奈三郎義秀が一夜にして切り開いたと言う伝説があるよ!
だけど、実際は、三代執権の北条泰時が切り開きました。
自ら馬に石を運ばせたんだって。鎌倉に塩を運び込む重要な道だったんだよ。

これは危険だ!川を越えないと前には進めん。

水が怖いコロ

おい!お前ら!川渡れないぞ!

困っているマルチーズ犬

コロ助救出中!

師匠助ける

誰が彫ったのでしょう?

誰が彫った

かなり濡れてしまいました。水も滴るいい男です!

ずぶ濡れコロ

熊野神社

最後は、熊野神社です。

熊野神社(鎌倉)
熊野神社とコロ
この箱は何かな?賽銭箱?
賽銭箱をのぞくコロ

賽銭箱をちょっと覗いてみました。

お姉〜タ〜ン
お釣りが出てくる仕掛けはなさそうだよ!

いやぁ〜。いい旅でした。曇りの日でしたが、気持ちの良い1日でした。

お姉ちゃんは、前回、びっこ石を踏んでしまった影響もなく、足首が軽い?と言っていました。
かなり調子が良さそうでしたが、上りがいまいちパワーがありません。

次回は衣張山を越えて、名越切通しですかね。

次回の計画を師匠に考えさせているので、お楽しみに。

前回の旅はこちら⇒ 第5回 コロ!鎌倉の古道と禅寺を行く 鎌倉縦断コース

旅の一覧はこちら⇒ コロの鎌倉アルバム 湘南☆ボーイ♂コロ 鎌倉を行く!

次回の旅はこちら⇒ 第7回 コロ!鎌倉の巡礼道を行く 衣張山・名越切通コース

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