ハーブの種まき
スポンサーリンク春の種まき、秋の種まき
ハーブを育てるには苗(市販)を植えつけるものや、種まきから簡単に始めることができるものがあります。
寒さに弱いハーブは、春に種まきをします。4月頃が良いでしょう。
寒さに強いハーブは秋に種まきをします。寒くなる前に根を張らせるためにも9月中旬〜10月初旬に蒔きます。
- 春に種まきをするハーブ
バジル、パセリ、セージ、チャービル、シソ、ヒソップ、ナスタチウム、タイム、ローズマリー - 秋に種まきをするハーブ
コーンフラワー、スイートバイオレット、タイム、チコリ、ディル、フィーバーフュー、ボジリ、ポットマリーゴールド(カレンデュラ)、ロケットサラダ、ローズマリー
種まきの環境、場所
ハーブを育てる場所(環境)を決めます。
ハーブの種類によって、育てやすい環境を確保できるか確かめましょう。ベランダで鉢植えしかできないのに、庭など広い場所が必要なハーブを選んではいけません。そのまま栽培できる場に最初から種まきをするか、あとで移植するようポットや小さな箱などに種まきするかなど、ハーブの種類や育てたい量にもよって、どのようにするのか決めます。
- ビニールポット:数株でよい場合、移植が苦手なハーブ
- 浅い鉢、ピートバン:たくさんの量が必要な場合
- 花壇:広い範囲で育てる場合(カモミールやヤロウなど)
ハーブの種まき時には、種まきに適した土を用意します。ホームセンターや植木屋などで品種にあったハーブ用の培養土などを購入し使います。
- ハーブ用培養土(ビニールポットに)
- 種まき用土(保水・排水・通気性に優れている土)
また、移植することが前提となっている場合は、バーミキュライトとピートモスの配合土を使うと移植時にほぐれやすくて使いかってがよいです。
種まき
種まき用の土が決まったら、種を蒔きます。ハーブの種類によって、種のまきかたが異なります。それぞれの品種に合った方法で蒔きましょう。蒔き方の代表的なものを挙げます。
- 条まき(すじまき)
土を平たく敷き詰め、割り箸などで平行に土に溝を数本作ります。その溝(条すじ)に種子をおとして蒔きます。
オレガノ、ヒソップ、レモンバーム、ロケットサラダ - ばらまき
読んで字のごとく、床全面に均一になるよう種をばらまきます。
カモミール、カラミント、コーンフラワー、シソ、バジル - 点まき
大きめの種子に適していて、2,3粒づつを一ヶ所にまきます。発芽したら一番良く育っている1本を残します。とても大きい種子の場合は、一ヶ所に1粒まきます。
セージ、ナスタチウム、パセリ、マロウ - 球根の植え方
深めの鉢に、鉢底石、培養土を入れて、球根を入れ、土をつめます。根が下に伸びるのでその分を考慮します。
種を蒔いたら、土をかぶせます。種子が発芽するためには、水が必要ですが、光は必要なものと不要なものがあります。
土をかぶせるのは、種を乾燥させないためですが、光が必要な品種のときは、うすく土をかぶせます。フルイなどを利用すると均一に土をかぶせることができます。
種がとても小さい場合は、土をかぶせる必要のないものもあります。
うまく土をかぶせたら、水やりをします。種子を乾燥させないよう発芽するまでは気をつけます。
水やりの方法はジョウロなどで上から水をかけるのではなく、種が流れてしまわないように、鉢などの受け皿に水を張り、鉢の底から水をたっぷり吸収させます。それでも表土が乾くようであれば新聞紙などを水で湿らせ鉢の上からかぶせます。
間引きと定植
発芽してきた頃、しっかりした苗を育てるために弱々しい苗を引き抜きます。葉の形や色が悪かったり、苗が細いものを間引きしましょう。となりの苗と葉が重ならないくらいまで間引きします。間引いた葉は捨てずに食事やティーなどに利用したり、冷凍保存することができます。
そして、本葉が2,3枚くらいになったら鉢へ植え替えます。周囲の土と一緒に植えつけます。
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